再・起業物語

2018年に東京で事業再開・再出発。6年ぶりに再開した起業物語。裏ブログ。

起業コミュニティへの出戻りと浦島太郎

題名の通り、起業コミュニティに戻るも、完全に浦島太郎状態。

以下、10年前と比べてすごーく変わったと感じること。

その1:起業家への投資プログラム

まず感じるのが、スタートアップを加速させようと言うアクセレレータープログラムが多いことと、投資家が積極的にスタートアップにアプローチしてきていること。東京都などの自治体が背曲的に起業を支援している。10年前といえば、商工会議所の創業塾ぐらいしかなく、当時は、ビジネスプランをしっかり書きなさい、と指導されたっけ。結局、ビジネスプランは意味なかったけど。(当時の「起業物語」のブログにも書いた。)

その2:SNSの伸び

 次にすごーく変わったと感じたのが、SNS。特に、Facebookがイベント告知や起業コミュニティの情報交換に使われていること。私自身、Facebookを始めたのが10年ほど前。海外の大学の同窓会に行った時、Facebookは入った方が良い!と言われ、登録。しばらく、放ったらかしにしていたが、昨年の始めに起業準備を始めたところ、Facebookで起業コミュニティがいくつもできていることに驚いた。ビジネスのSNSといえば、LinkedInと思っていたので、驚き。

その3:起業コミュニティの増加

10年前は、日本人の起業コミュニティはホントに少なかった。私が行っていたのが、Entreprenuer Association of Tokyo、Mobile Mondayなど、在日外国人が主催していたミートアップ。どちらも今はないが、在日外国人主催のイベントは、主にMeetup.comで告知されている。日本人の起業コミュニティは、東京都や福岡市が主催しているイベントから生まれているし、大学やベンチャーキャピタルがスポンサーになっているコミュニティも多数ある。

その4:若い人の起業への興味

若い人、特に20代から30代の男性の起業熱を感じる。もちろん、女性の起業を支援するという動きも活発。女性向けといえば、女性の管理職登用支援の方が活発かな。 

その5:シェアオフィスの増加

 シェアオフィスは、ホント増えた。昔は、リージャス、サーブコープなどが主だったけれど、今は、WeWorkも上陸、Fabbitなど、ネットで探すとわんさか出てくる。ワンルームマンションを借りて、、というのは、今は昔ごとかも。

 

一方で、10年前と比べて変わっていないと感じることもある。

その1:海外と日本の温度差

これは、私だけが感じることかもしれないけれど、行動に移す人は日本ではまだまだ少ないし、新しいものにはまだまだ懐疑的。海外に長くいたわけではないので、厳密な比較はできないが、思い立ったら、無茶苦茶でもまず始めている、と感じる中国人、米国人に出会ったことがあるが、いいアイデアなのに、まだ始めないの?と感じた日本人に出会ったこともある。

その2:書類の取り扱い

事業を再開する上で、すごく時間がかかったのが、役所に提出する書類と銀行口座開設の書類。もちろん、役所の手続き電子化が進んでいるものの、管轄がまたがったりすると、結構面倒で、内容の書き方がわからなかったりすると、結局窓口に行って教えてもらいながら書類を記入する方が早かったりする。また、銀行は銀行で書類に捺印しないといけないし、書き間違いをすると、訂正印を押さないといけない。印鑑のない海外ではどうしているんだろう?

 その3:事業の難しさ

10年前も今も、スモールビジネスは難しい。起業支援が増えたとはいえ、特に法人向け(BtoB)ビジネス環境は厳しい。チャレンジは同じ。

はじめの第一歩

はじめの第一歩で思い出すのが、「だるまさんがころんだ」という子供の頃の遊び。大きな一歩を踏み出したいと思って、気合を入れて一歩を踏み出していたっけ。

はじめの第一歩は、だるまさんがころんだという遊びだけではなく、色々なことで踏み出さないといけない。このブログもそうだし、起業もそう。

私の場合、どちらも全く初めてではない。でも、中々思い立ったら、いざ、すぐに!というわけには行かなかった。例えば、ブログを書き始めようか、と思ったのが1週間前。起業(というか、私の場合は事業再開)といえば、1年の構想。では、1年構想するのと、思い立って起業するのと、大きな違いがあったのかというと、さっさと思い立って起業した方がよかったのに。確かに。

頭の中ぐるぐる構想シンドローム

 このシンドローム、私だけの問題でもないようだ。「起業したいんですけどね」、という方に時々お会いすることがあり、「じゃ、今からしたらどうですか?」というと、「いや、もう少し先で。勉強してから。」という反応だったり、「準備ができていないんで。」という反応だったり。人もそうだ、と自分を正当化するのはよくないのだけれど。

ぐるぐるシンドロームのじゅ縛から解放

私の場合、一歩踏み出せるようになったのは、自分へ何でも見えるかできるように書いてみること。きっかけは、家にメモ帳がたくさんあったので、全く使わないで捨てるのがもったいないので、「ま、考えていることをメモるか。」と思ったこと。自分に思っていること、感じていることを見える化することで、モヤモヤがなくなった。メモすごい!

 ただし。私のメモはぐっちゃぐちゃで、とてもじゃないけど、人に見せられるシロモノではない。